資産を取り崩すタイミングを見極めよう。
お金を貯めることだけが人生の目的ではありません。
私たちは、様々なことを経験したり、新しいことに挑戦したりしたいと思っています。
仕事をすれば、そんな夢を叶えるためのお金が手に入ります。
しかし、仕事に没頭しすぎて、生きる喜びを見失ってしまうこともあります。 そんなことはありませんか?
私も最近まで、仕事一筋で頑張ってきました。 家族との時間や自分の趣味は後回しになっていました。
でも、本当に大切なのは、生きている間に家族や友人と素敵な思い出を作ることではないでしょうか。 29歳で結婚してから、私はそのことに少しづつ気付かされました。しかし、すぐには行動できませんでした。お金の不安がつきまとうのです。
現在の支出と将来の貯蓄は、人生全体の観点でバランスを取る必要があります。
お金を使う場合、人生を最適化するという視点で考えると、多くの人は45歳から60歳の間に資産がピークに達すると言われています。
これは、ファイナンシャルプランナーやテレビで言われている一般的な考え方よりも、かなり早い段階から資産を取り崩すべきだということを意味します。
金額ではなく価値を目標にしよう。
例えば、1億円貯めたらリタイアしようと目標を決めているとします。 でも、気づくと不安だからもっと貯めたいと思ってしまったり、2億円あればもっと安心できると思ったりして、目標をどんどん先延ばしにしてしまうかもしれません。
もちろん、1億円より2億円の方が贅沢にお金を使えるかもしれません。ただ、2億円稼ぐのに10年かかるとしたらどうでしょうか。
その10年の間に、人生を充実させるための経験やチャンスを逃してしまう可能性があります。
私の友人の母は、十分な資産があるにもかかわらず、いつも質素倹約で地味な生活をしています。ランチも友人が奢ってあげています。孫にも何も買ってあげず、節約しています。孫たちは母親がケチだと思って親しみません。
お金が全てではないですが、1円2円をケチる人の周りに誰が寄り添ってくれるでしょうか。
私の母も私たちが小さい頃は節約節約で厳しい生活をしていました。今は資産もできて裕福ですが、孫にもお金を使ってあげません。 私の子供たちは母親がケチだと思って、あまり会いたがりません。
私の母は、節約することが孫たちの教育に良いと信じています。 しかし、本当にそうでしょうか。 私は過度に贅沢をしたり無駄遣いをしたりすることを勧めているのではありません。 楽しく思い出を作るために、楽しくお金を使うことが大切だと思うのです。
私の祖父と祖母は、私に会うたびにお小遣いを渡してくれました。お金を惜しまずに孫や家族に使ってくれました。 祖父が亡くなるまで、親戚たちや家族が大切に見守って祖父の面倒を見てくれました。 もちろん、親戚が祖父や祖母のお金を使って無駄遣いをするというデメリットもあります。 しかし、それよりも祖父や祖母が家族や友人と幸せな時間を過ごしたことの方が重要だと思います。
資産を取り崩すタイミングは人それぞれですが、お金を貯めることだけに固執せずに、自分の人生に価値を見出すことができるようにしましょう。
お金は手段であり目的ではありません。
自分の幸せや周りの幸せのために、賢く楽しくお金を使っていきましょう。
enjoy your life♪
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